名古屋女子大学・名古屋女子大学短期大学部 令和4年度卒業制作

ヒノキと車と私 -全身で木の温かみを感じられる玩具-

 
子どもたちがそれぞれ好きな遊び方で楽しめるように、車だけではなく、ロードコーンやガソリンスタンドを制作しました。ロードコーンは並べてその間を車で走らせたり、ガソリンスタンドは模倣遊びやごっこ遊びで楽しめるようになっています。車は安定性があるため、安全に遊ぶことができます。車の前輪がキャスターのため、カーブにも対応できます。木材の性質を活かし、全身で木の温かみを感じられるヒノキの車を制作することができました。
 
作者名:黒木優衣奈
[名古屋女子大学 文学部 児童教育学科 幼児保育学専攻4年]
担当教員:渋谷寿

アボリジニアートの
技法研究と制作

 
海外スクールインターンシップに参加した際に、現地で興味を持ったアボリジニアートの表現を用いて、日本とオーストラリアの四季を表現した作品です。日本を象徴する富士山、オーストラリアを象徴するウルル(エアーズロック)と、両国の四季の花を細かい点描によって表現しました。作品には、アボリジニの人びとが表現するために実際に使っているモチーフも用いて、それぞれの国の特長や魅力を表現しました。両作品の中心にある円は、日本国旗の日の丸とアボリジニの民族旗の黄色の太陽をイメージして、両国の架け橋となるように構成したものです。
 
作者名:古田琴美
[名古屋女子大学 文学部 児童教育学科 幼児保育学専攻4年]
担当教員:堀祥子

風が住む保育園
―土や緑など自然の香りを感じ、触れ合う―

 
子どもたちには本物の自然を感じ、触れ合いながら成長して欲しいと思い、この保育園を制作しました。計画上の工夫としては、計画地の北にある歩行者道路と敷地の高低差を生かして、大きなピロティ空間を作りました。斜めの床を持つピロティは、天井の高さが場所によって異なるため、子どもの身長や姿勢によってさまざまな視覚的楽しみを生み出します。また、豊橋市の気候特性を調べて建物配置や形状、窓の位置を考え、この土地の気候風土にあった建物を提案しました。4年間の集大成として、全てにおいて"根拠のある設計"を意識し、細部まで検討を重ねました。
 
作者名:森田恵旨
[名古屋女子大学 家政学部 生活環境学科4年]
担当教員:廣谷純子

beautiful colors

 
次回オリンピックに着目した「2024はパリ、出かけようこの一着で」をテーマに制作した作品です。楽しく出かけるための一着をイメージして、赤と白の明るいコントラストで若々しいミニドレスをデザインしました。ドレスのシルエットは、細いウエストとドーム型のスカートのバランスに注意して、スカートの膨らみを作るチュールの分量に配慮しながら制作しました。
 
作者名:金森陽菜
[名古屋女子大学短期大学部 生活学科2年]
担当教員:小田久美子

※上記作品は、越原記念館企画展「学生作品選抜展2023」(2023.3/11~8/13)にて展示していますので、ご来館をお待ちしております。
https://www.nagoya-wu.ac.jp/about/tenji.php