名古屋芸術大学 令和4年度卒業制作

流動と偶然

 
私は液体に対し「かっこいい」と言う。「ここが良い」とか「この形好き」など曖昧な言葉を使う。その言語化出来ない美しさの理由を知りたい欲求があった。液体の何が私を魅了するのか、手探りで調べ言語化を試みる。
 
作者名:渡部航介
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 ヴィジュアルデザインコース]
担当教員:遠藤一成・則武輝彦・片山浩・中村直永

かべあと

 
らくがき(人が何気ない行動で作り出した作品とは呼べないもの)が創作意欲がわくことから、写真を撮るという何気ない行動の連続性であるコマ撮りを使い4点の作品が出来る過程と名芸の歴史を取り込んだ映像作品。
 
作者名:水野颯太
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 イラストレーションコース]
担当教員:片山浩

OddCats(オッドキャッツ)

 
1553年にイギリスで書かれた「Beware the Cat(猫に御用心)」をベースに、古今東西の童話や伝承に登場する奇妙な猫たちを描いたゲーム作品。観客は猫たちを追いながら不思議な世界に誘われます。
 
作者名:鈴木朱音
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 先端メディア表現コース]
担当教員:津田佳紀

がんばれ!ポンコツロボッツ

 
3歳から6歳向けの電子絵本。ボタンを押したり、スクロールしたりすることで、「選択」「ページをめくる」「音声、動画の再生」が可能。ポンコツロボットと人間が関わっていく中でお互いが心を通わせ成⻑していく。
 
作者名:栗本真弥
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 メディアコミュニケーションデザインコース]
担当教員:櫃田珠実・臼井拓朗

ふれ在る -存在を確信するとき-

 
日本には「背中を預ける」「手がかかる」など、助け合いや対話を表す慣用句が多くある。本作品はそうした慣用句から着想した、ふれあいを生む体験型の装置を通じて互いの存在を感じ合うことを促す。
 
作者名:宮崎千穂
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 ライフスタイルデザインコース]
担当教員:萩原周

irene project

 
今回は7名で楽団を立ち上げ、全員の楽器に合わせた椅子を提案する。楽器専用の椅子は少ないのが現状である。演奏しない時は椅子が楽器の置き場になり、演奏する時は演奏者が楽器を手に取り、椅子に座り曲を奏でる。
 
作者名:高岡卓史
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 スペースデザインコース]
担当教員:駒井貞治

ORIGIN

 
ORIGINは1人掛け用のソファを目的としています。構成する要素に「心地よい揺れ」、「軽量化」、「使用する資源の削減」を挙げ、その要素に沿うようにデザインを考え、試作を通して検証していきました。
 
作者名:都筑大由樹
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 インダストリアル&セラミックデザインコース]
担当教員:後藤規文

7つの Yori Michi

 
高効率化する社会において移動はアナログで非効率な印象を与える。“よりみち”をコンセプトに効率に隠れた移動の豊かな体験価値を見出すと共に自動化するモビリティと人、街の有機的かつ情緒的な繋がりを構想する。
 
作者名:増田理希
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 カーデザインコース]
担当教員:片岡祐司・髙次信也

桃源郷

 
名前の由来である桃源郷を自身に落とし込んで制作。
大学での生活は花が咲くように楽しく、植物のように成長できたと感じる。
そんな気持ちを忘れないように、自分にとって大切なジュエリーと植物を掛け合わせて制作。
 
作者名:奥岡夢乃
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 メタル&ジュエリーデザインコース]
担当教員:米山和子

スタースプリンクル・ドーナツの宇宙旅行(星観⬛ソク゜者ャ????の⬛⬛???????)

 
ぼくは宇宙ごみになりたい。
かわいくない宇宙服は脱ぎ捨てて、宇宙船とお別れしたら、あおいドーナツの金平糖をなぞって、かける。
メーデーメーデー、ぼくはスタースプリンクルドーナツ。魚ジャム銀河を通過中、
 
作者名:石井芳
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 テキスタイルデザインコース]
担当教員:貝塚惇観

夏と白球追いかけて、春

 
4年間創作の軸としてきた「関係性」と、そこから得られる感情を大切に野球部の小説を執筆しました。普段小説を読まない人にも展示を見て頂けるよう文字は大きく、作品の世界に入り込める事を心掛けました。
 
作者名:佐橋瑠夏
[芸術学部 芸術学科 デザイン領域 文芸・ライティングコース]
担当教員:村田仁