会長・理事長挨拶

会長挨拶

中部デザイン協会は、愛知県の主導のもと斉藤信治を中心とした当時のトップデザイナー10名により、1950年に愛知県工業設計家協会として発足しました。当時の日本は敗戦から立ち直るために必死な時期でした。そこに朝鮮戦争が起こり、特需景気が生まれ、産業界が活況を呈しました。しかし、デザインの必要性や、デザインの言葉やその意味、役割が理解されていない時代でもありました。このような背景から、設立当初はデザインの必要性、啓蒙に力を注ぎデザイン講演会、講習会、企業見学会を矢継ぎ早に開催して、デザイン教育に力を注ぎました。その後、日本の経済成長は著しく、こうした中、愛知県ではニッポングッドデザインショウを1963年から12年間にわたり開催いたしました。中部デザイン協会(以後CDA)も主催者の一員として運営に加わり、会員の作品を発表するなどし、内外にその存在を知らしめました。このような事業の開催によりデザインマインドが高まり、1989年には名古屋で世界デザイン会議(ICSID89Nagoya)、世界デザイン博覧会が開催されて、多くのCDA会員が活躍しました。あわせて、この地域のデザイン活力をさらに高めて行くために、中部のデザイン団体が結集して中部デザイン団体協議会(CCDO)が設立された。初代会長にCDA理事長でもあった寺光彦が就任するとともに、CDA会員が運営の中枢を担い現在に至っています。このように、協議会の設立から現在まで、この地域の多くの重要な事業に絶えずCDA会員が関わることが出来たことは、多様なデザイン分野の会員が集っている協会ならではという左証でしょう。時代と共に、デザイン分野の裾野は広がり、細分化、スペシャル化が進展してきましたが、今求められているのは、ハイブリットでグローバルな活動組織です。このような、時代の変化に対して常に対応できるのは、前述したようにCDAが多様なクリエーターの集団であるからに、他なりません。さらに地元を代表する法人会員企業による協力支援(サポート)は、さらなる活動の活力になっております。情報化社会から電脳化社会へと移行する最中、来年は年号も変わり、3年後の2020年には東京オリンピックが開催されます。このような時代の大きな節目に、CDAは創立70周年を迎えます。今年度はキックオフの年であり、定時総会において「70周年事業準備委員会」も設置されました。このCDAの70周年が、単なるCDAのイベントで終わることなく、多様性と総合力とデザインの叡智を結集した中部デザイン協会として、時代とともに大きく変化している社会に対し、デザインのイノベーションを発信、寄与して行きますのでご期待ください。

会長  舟橋辰朗

理事長挨拶

中部デザイン協会(CDA)は、平成28年度も定時総会の記念講演会「国産旅客機開発に貢献するデザインの役割」を始めとして、「セーリングクルーザー乗船と交流会」や「キャンドルトレイ上絵付け講座」「キャンドルつくり講座」といったデザインワークショップ事業の実施。一泊二日で実施した「駒ケ根研修ツアー企業訪問会」、一昨年CDA65周年記念展覧会として開催した会員活動作品展出品作品をベースに改めてセントラルパーク・セントラルギャラリーで開催した「中部デザイン協会会員活動展」、企業経営者を講師に迎えて実施した「CDAデザイン講演会・交流会」など多彩な事業を展開いたしました。いずれの事業も多数の参加者を得て成功裏に終了することが出来ました。
これもCDA事業の企画力が、正会員並びに法人会員を始め一般の方々にも理解と評価され、多くの方々に参加していただいたものと思われます。29年度も理事会・各委員会が中心となり、事業を展開しています。具体的には、CDA理事の一人ひとりが、16の事業委員会の委員長(リーダー)となり、委員とともに、魅力的な新たな事業を企画・推進しています。各事業の実施に当たっては、28年度同様、出来るだけ多くの会員や一般の方々に「参加いただける」、「参加したい」事業を企画・展開していく所存です。
そして事業企画に当たっては、CDAの特色である法人会員との連携や教育機関・学生の参画も年頭に事業展開を図っていきます。またCDA事業に仕事やその他の事情で参加できなかった企業や会員の方々にも、ホームページや機関誌の充実を図りCDA事業の魅力を伝えていく所存です。当該年度の事業計画の実施は勿論、この先期待される事業や3年先に迎える「CDA創立70周年記念事業」についても俯瞰して企画していきます。
このほか、CDAが構成団体となっている中部デザイン団体協議会(CCDO)との事業連携を図り、事業の輪を広げるとともに、会員、一般に向けて効果的な事業展開を目指していく所存です。理事・委員各位のご活躍と会員各位のご参加、ご協力を期待するものです。

理事長 森本健