CDA理事長のつれづれ

東山動植物園

名古屋で育った人なら1度は行ったことがあるのではないでしょうか。
1937年(昭和12)3月24日に開園。ご存じの方も多いと思いますが、その起源は1890年(明治23)中区前津町で動物商の今泉七五郎により”見世物小屋”として公開された「浪越教育動物園」。その後、1918年(大正7)にその動物達を譲り受け開園したのが「名古屋市立鶴舞公園付属動物園」。動物園としては123年の歴史があります。


現在の動物園正門。新しいキャラクター「ズーモ」。
以前は漫画家 鳥山明氏の動物イラスト。

植物園との連絡通路にはまだ鳥山明氏の動物イラストが。

昭和12年の開園時から現存する、市内において数少ない戦前の噴水。
地域建造物資産に認定。

 


ここのニホンザルの名前は「ムコ
ドノ」以外みんな寿司ネタ。

芝生や小川も設置。ガラス部分
の近くに餌が撒かれ、間近で見
られるよう工夫されています。

クロフクロテナガザル舎
以前の飼育舎より広くなり、動きがゆったり
見える。雲梯等も加わって楽しそう。

 

名古屋市は、松原武久市長時代に「東山動植物園再生プラン」を策定しましたが、河村たかし現名古屋市長により撤回が表明されました。しかし、大幅に修正はされたものの「東山動植物園新再生プラン」として現在も進められいます。

2007年(平成19)松原前名古屋市長の頃に完成した「ワ〜オチューブ(ライオン)」と「カンガルー舎」。 「ワ〜オチューブ」はライオン舎に登場した飼育舎を囲む堀に橋を架け、ガラス張りの観覧エリア。お堀越しでしか見られなかったライオンを運が良ければ間近に見ることが出来る人気の施設となっています。
また、同様の手法の施設には、オープンイベントの最中に起きた逃亡で有名になってしまった「ニホンザル舎/北園」。「シンリンオオカミ舎/北園」も2012年(平成24)4月に新規オープンし、シンリンオオカミをより間近に見ることが出来る施設となっています。
そして他にも、チンパンジータワー、パンラボ(チンパンジー)、オランウータンタワー、アメリカバイソン舎、プレリードック舎、クロフクロテナガザル舎、ペンギン舎、バードホール等々、まだまだ進行中のプランも〜。 そのため、工事中で通行できない所や見る事の出来ない動物もいます。 日本には東山動物園でしか飼育されていない「ドールシープ/北園」も今年の秋頃まで観覧中止となっています。現在「ハクトウワシ舎/北園」の建設工事中。


チンパンジータワー
オープン当初は味気ないスチー
ルのタワーだったのが、少しず
つロープや丸太が増えて進化し
ています。

キリンのツリカゴ
食事風景が見られるスポット。
フォルムが・・・もう少し楽しい雰
囲気が欲しかった・・・

キリンの展望デッキ
大人だって間近で見たい!ってことで事子
供達に混じって見学。想像以上に大きくて
ビックリ。角の周りはデコデコしてるとか、
雄は顔が大きいとか(個体差?)、フォル
ムや柄の美しさとか〜ガラス張りでもない
のでより身近に感動できます。

ペンギン舎
以前はゴマフアザラシ舎があった
場所。プールも陸地も広くなって、
ミストも設置されています。

「東山動植物園新再生プラン」で一番の注目は新アジアゾウ舎「ゾージアム」。2013年(平成25)9月28日にオープンします。ゾウのふるさとでもあるスリランカの古典的なヤシの葉葺きの2階建ての建物。1階部分ではゾウのトレーニング風景を間近に、2階からは運動場が見渡せます。室内ではゾウにまつわる展示や東山のゾウの歴史やスリランカについての展示があるようです。屋外の運動場は以前と比べ、格段に広くなっています。プールは2倍の広さになり、砂遊び場、ドロ遊び場、身体を擦る場所、エサを隠す場所があり、野生に近い環境になるようです。もしかしたら、水浴びの水が飛んできたり、鼻で水をかけられたりするかも〜。


「ゾージアム」前に新しい写真スポッ
トが誕生。すでに順番待ちの人気。

 

新獣舎「ゾージアム」前のトイレ
イメージを統一した外観。可愛らしい子供用ト
イレも。

スリランカ語?樹脂による擬木。

新獣舎「ゾージアム」
屋根のヤシの葉は造作物。

新獣舎「ゾージアム」の運動場
ここの岩や樹木のほとんどはモルタルによる造作物。工事中は職人さんがコテで岩肌や樹皮部
分を仕上げていました。ほんとは中に入ってじっくり作業を見ていたかった。

このエリアでは、イメージを統一されたトイレが作られていました。
東山動物園では、オープンしてから少しずつ進化していく場合が多いように感じられます。ゴミ箱や誘導サインも進化していくことを期待しています。

動物たちだけでなく、人間が利用する施設も変化しております。
東山の森の四季折々の自然のパレットをお手本に、東山動植物園を訪れる方が自分の好みの色を“感じる・見つける・創る・楽しむ”をお手伝いするサービスやイベントを提供する施設「ひがしやまパレット上池」が、2013年(平成25)4月にオープン。東山動物園には無かったタイプのCafe’ 「maison de VERRE」と物販施設「ズー・デ・ガーデン」がオープン。パスタやロコモコ、スウィーツやブルーシールアイスクリームが食べられます。経営は名古屋でお馴染みの「CAFE’ de CRIE’」(公募で決定)。エアコンの効いたガラス張りの店内の他に池を見渡せるちょっとお洒落なテラス席があり、ピンクのスワンボートを眺めながら食事や休憩ができます。


「maison de VERRY」テラス席
風が気持ち良く、ゆっくり寛げる
スペース。

「maison de VERRY」シンプルな外観
平日にもかかわらず、お昼時には大混雑。家
族連れが多い(ベビーカーも)ので席の配置に
もう少し余裕が欲しいところではある。(テラス
席はゆったり)ブルーシールアイスクリームは
食べ歩きも出来る。

「maison de VERRY」隣の新規オープン土産物

西陽が強烈に入るためか、全てのブラインドが
下ろされてしまっていて残念な感じ。隣の
Cafe’のように庇テントが現実的。

植物園洋風庭園にハウジングメーカーの展示ハウスがあったのを憶えていらっしゃいますでしょうか?
その場所に2013年(平成25)9月3日に多目的レストラン「Garden Terrace HIGASHIYAMA」がオープン。
「自然との融合」をテーマとしたウェディングにも対応するリゾート感いっぱいの多目的レストランです。真っ白なスクエアな外観のチャペルとシンプルでモダンなウェディング・レストランスペース。前庭には噴水が設置されており、音楽に合わせて水が踊ります。また、夜間には7色の彩りも。ウェディングだけでなく、レセプションパーティーや特別な日のレストランとしての利用もいいかもしれません。年内の土日は既に予約でいっぱいだそうですが、この日特別にメインバンケットを見せていただきました。天井高8m、大きな窓、巨大なボトルのオブジェ、立体感のある壁面が印象的なスペース。円卓利用の着席スタイルで96名まで可能。10名程度ならVIP ROOM、レストランスペースの貸し切りも可能だそうです。
夜間営業もするため、専用の駐車スペースも整備されています。


バンケットルーム
部屋内の階段から撮影。室内から
見える緑が美しい。

巨大なボトルのオブジェ
陽の当たる場所です。ボトルの
中身は空。


「Garden Terrace HIGASHIYAMA」外観
この辺りは夜になると真っ暗。暗闇にポツリと光る空間の中で、自分たちだけしかいない幻想的
な雰囲気になるのかもしれない。

東山動植物園となって76年。開園100周年に向けて敷地面積 59.58ha(動物園 32.21ha、植物園 27.37ha)に拡がる施設をリニューアルの予定だそうです。ぜひ自然を大事に、歴史あるモノも大事に、これからを展開していって欲しいと思います。

子供の頃より、大人になった今の方が断然面白いと感じる動植物園。
散歩がてら足を運んでみるのもいいですよ。


東山モノレール
正式な地方鉄道法に基づく認可を受けた
「懸垂式鉄道」。1964年〜1974年の10年
で廃止となる。憶えていないけど、年代的
にきっと乗ってる。個人的に残して貰いた
いモノの一つ。余談ですが、このモノレール
の下にある「水明荘」(奥の店舗)の女性は
東山動植物園の生き字引のような方。

(著 中部デザイン協会理事 多田雅美 )

○ 中部デザイン協会では、会員の皆さんの作品展・展示会など、商用・個人を問わず、「会員からのお知らせ」に掲載します。ぜひご活用ください。
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セントラル・
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052-951-8998
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  10/8〜10/13 NIC40周年記念展 名古屋イラストレーターズクラブ創立40周年記念展
  10/15〜10/20 名古屋モノづくりフェスタ2
  10/22〜10/27 山下耕造70歳色鉛筆風景画展
  10/29〜11/3 WORKS2013-NCA VISUAL COMMUNICATION 名古屋コミュニケーションアート専門学校、学生作品展
  11/5〜11/10 現展会員展
  11/12〜11/17 春艸会秋季展
  11/19〜11/24 亀崎敏郎先生作品展
  11/26〜12/1 BROWN展
美術館等 [ 愛知県 ]
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0561-62-8884
CDA会員特典有
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  10/2〜11/10 <所蔵企画> 名都美術館コレクション 冬 -特集展示- 堀 文子 生命の輝きを求めて
杉本美術館
0569-88-5171
CDA会員特典有
8/22〜12/28 杉本健吉没後10年 記念作品展II(1939〜1950)戦中戦後の時代 杉本健吉が描いた奈良・名古屋
(同時開催)墨絵奈良
愛知県美術館
971-5511
8/10〜10/27 あいちトリエンナーレ2013
  11/29〜2/2 アイチのチカラ! 戦後愛知のアート、70年の歩み
  2/15〜3/30 親子で楽しむアートの世界展
名古屋市美術館
212-0001
8/10〜10/27 あいちトリエンナーレ2013 揺れる大地−われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活
  11/9〜12/23 ハイレッド・センター: 「直接行動」の軌跡展
名古屋市博物館
853-2655
9/14〜10/14 特別コレクション展 尾張のやきもの−古陶を楽しむ!
  11/2〜12/15 特別展 奥三河のくらしと花祭・田楽
  1/4〜2/16 特別展 文字のチカラ −古代東海の文字世界−
名古屋ボストン美術館
684-0101
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  12/21〜3/23 ボストン美術館 浮世絵名品展 第3弾 北斎
古川美術館
763-1991
8/10〜10/6 古川美術館 企画展 「放課後美術(アート)」『あ〜』と納得!画中の教科
愛知トリエンナーレ並行企画 爲三郎記念館特別企画 高北幸矢インスタレーションvol.2「落花 夏の夢。」
  10/19〜12/15 平成25年度古川美術館特別展「藤森兼明 ― 祈りの美 イコン・彩飾写本とともに」
分館 爲三郎記念館秋季特別展 「唐(から)長(ちょう)の世界〜京(きょう)唐紙(からかみ)のこころ」
徳川美術館
935-6262
9/28〜11/4 秋季特別展 歌仙―王朝歌人への憧れ―
  11/9〜12/13 企画展示 夢幻能―うつつと異界の境―
  11/16〜11/24 特別公開 国宝 源氏物語絵巻 宿木二・関屋・絵合
  1/4〜2/2 企画展示 新年を祝う
岡崎市美術博物館
0564-28-5000
8/17〜10/20 あいちトリエンナーレ2013並行企画 「ユーモアと飛躍 そこにふれる」
  11/2〜12/23 祈・PRAY ―古今東西祈りの風景
  1/11〜3/23 暮らしのうつりかわり
豊田市美術館
0565-34-6610
9/14〜12/24 【企画展】反重力−浮遊|時空旅行|パラレルワールド
  10/12〜10/27 【常設特別展】高橋匡太 −ひかりのプロジェクト@豊田−
  1/7〜4/6 【常設特別展】愛知リアリズム−宮脇晴と岸田劉生の周辺
豊田市民芸館
0565-45-4039
9/10〜12/1 開館30周年記念特別展バーナード・リーチ
  12/10〜3/2 開館30周年記念特別展(仮)縄文の美
刈谷市美術館
0566-23-1636
9/14〜11/3 生誕100周年記念 中原淳一展
  11/9〜12/8 常設展第2期 わたしのベストセレクション!
  1/11〜2/23 井上洋介図鑑 漫画、タブロー、絵本
メナード美術館
0568-75-5787
7/11〜10/6 開館25周年記念 コレクション名作展 IV 西洋美術 ―世界の名画を見ませんか?―
  10/12〜12/23 開館25周年記念 コレクション名作展X 近代日本洋画ー時代を代表する巨匠たちー
国際デザインセンター
4Fデザインギャラリー
4Fデザインミュージアム
265-2106
10/2〜10/21 イケヤン★エキシビションリレーvol.19 牟田陽日展
  10/2〜10/7 22nd Save Me Poster Exhibition
  10/9〜10/14 第3回JSGaA日本ステンドグラス作家協会展2013名古屋“EMOTION III 感動”
  10/23〜11/17 イケヤン★エキシビションリレーvol.20 吉村茉莉展
  10/30〜11/4 CAA日本チョークアーティスト協会グループ展
松坂屋美術館
264−3611
9/7〜10/14 知られざるミュシャ展 ―故国モラヴィアと栄光のパリ―
  10/19〜11/24 観阿弥生誕六八〇年 世阿弥生誕六五〇年記念 観世宗家展
  11/30〜12/8 再興第98回 院展
  12/14〜1/19 SNOOPY JAPANESQUE スヌーピー×日本の匠展
碧南市
藤井達吉現代美術館

0566-48-6602
9/14〜10/20 エミール・クラウスとベルギーの印象派展
  11/1〜12/15 彫刻家・高村光太郎展
  12/25〜2/9 画人・富岡鉄斎展
高浜市やきものの里
かわら美術館

0566-52-3366
9/28〜11/4 2013イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
  11/16〜12/23 Dolls Collection 時をかける等身大人形 −細工人形・菊人形からマネキン・フィギュア・ロボットまで−
  1/2〜1/19 館蔵品展(仮)
  1/25〜3/9 第22回 日本陶芸展
桑山美術館
 052-763-5188
9/7〜12/8 所蔵茶道具展 広間の茶 −棚と水指−
大一美術館
 413-6777
4/23〜10/20 技法で見るガラスアート
美術館等 [ 岐阜県 ]
岐阜県美術館
058-271-1313
9/3〜10/27 オディロン・ルドン  夢の起源
  11/8〜12/8 素顔の玉堂 〜川合玉堂と彼を支えた人びと〜
  1/24〜3/9 第7回円空大賞展
美術館等 [ 三重県 ]
三重県立美術館
0592-27-2100
10/1〜11/24 ふるさと知事ネットワーク(三重・奈良)美術館交流 特集展示:奈良県立美術館所蔵 富本憲吉
  10/12〜12/8 歿後20年 中谷泰
  1/4〜2/16 歿大橋歩の想像力 Imagination from/into/beyond Words
美術館等 [ 新潟県 ]
新潟県立近代美術館
0258-28-4111
8/31〜10/14 近代自然主義絵画の成立 オランダ・ハーグ派展
  11/8〜1/21 館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技
美術館等 [ 長野県 ]
長野県信濃美術館
026-232-0052
9/14〜11/4 驚く!たのしむ!魔法の美術館 −ようこそ、光のワンダーランドへ−
  11/9〜12/10 生誕200年記念 山浦清麿展
  12/16〜1/7 没後100年 児玉果亭
「The 書」
北澤美術館
0266-58-6000
4/20〜10/20
  • 開館30周年記念特別展 エミール・ガレ ベスト・オブ・ザ・ベスト
  10/21〜3/31
  • 開館30周年記念特別展 エミール・ガレ ベスト・オブ・ザ・ベスト 第2部(Part2)
  7/20〜12/1 佐藤透 コア・ガラスの世界展